トレーニングの成果
- ダイエット
60代男性 ダイエット 「これでダメなら諦める!」
皆さま、こんにちは。
今回は60代男性(Tさん)のダイエット事例をご紹介します。
ダイエットを決意した背景
Tさんはお仕事柄、出張が多くお付き合いもあるため、食べ過ぎては後悔するという生活を長年送ってきました。
ある夜、お風呂から出て鏡の前に立ったとき、お腹が出て全身がゆるんだご自分の姿に不快感を覚えたそうです。
これまで仕事の忙しさに任せて、食事には気を遣わない生活を送ってきたTさんでしたが、「これではいけない…」と思いラクエルに脚を運んでくださいました。
これまでもダイエットには何度もチャレンジしてきたTさん。
その度に上手くいかず、ダイエット=ガッカリの繰り返しだったそうです。
「ここ(ラクエル)で成果が出なければ、一生このままの体型で諦めるつもりです!」
と仰っていた姿が今でも印象に残っています。
健康に目覚めるTさん
ラクエルでは週1回、30分のトレーニングと30分の有酸素運動を行いました。
学生時代に野球部打ち込んで以来、ほとんど運動をしてこなかったTさん。
正しい姿勢と呼吸の仕方を覚え、自重のトレーニングからスタートして徐々にウェイトトレーニングもこなすようになっていきました。
トレーニングを開始した頃は、ダイエットだけでなく慢性的な腰痛にも悩まされていて、年に数回ぎっくり腰になっていました。
ですが、トレーニングを行うことで腰を守る能力がついていき、「腰痛の不安から解放されたことがすごく嬉しい!」と仰っていました。
体力が上がっていくにつれて「以前は早歩きが億劫だったが、今は、信号が点滅していると躊躇なく走るようになった」と気持ちの変化も感じるようになりました。
そしてトレーニングを行いながら食習慣にも気を遣うようになり、『健康』というキーワードがTさんの生活の中に浸透していきました。
ところが問題発生…
そんな風にして順調に体づくりを進めていったTさんでしたが、思わぬ壁にぶつかりました。
トレーニングで体力をつけ、食事にも気を遣い始めたのですが、体重が一向に減りません…
- 「妻と同じ食生活をしているのになぜ自分だけ太っているのだろう」
- 「お酒も前に比べれば減っているのに」
Tさんは何故だろう…という疑問を口にすることが多くなりました。
実はダイエットにおいて、こういう問題は良く起こることです。
私たち人間は「これで良いはずだ」という主観をなかなか捨てることができない生き物です。
それがダイエットとなるとなおさらです。
ですが、体重が減らないことは事実。
そういう時は、ご自分の生活に対して微に入り細に入り目を向けることが必要になります。
Tさんにも事細かにお話を伺っていったところ、毎日お仕事をしながら
- エナジーゼリー2個
- 栄養ドリンク2本
を毎日摂っているとのことでした。
一見すると、それほど太る原因にはならないように思えますが、カロリー計算をしてみると長期的には体重10kg前後の差になる量でした。
たとえ小さなものであっても、食生活の節々にそういう”余計なもの”があることで体重を減らす妨げになっているのです。
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その”余計なもの”は、本当は大して重要なものではなくシンプルに減らせば良いのですが、苦戦する方も多いです。
対処法は、個々の状況によって様々ですが、以下の記事もその一例なので参考にしてみてください。
セカセカすることを辞めて我慢ゼロで痩せたOさん〈ダイエットコラム VOL1〉
真夜中のジャムパンをストレッチで辞めることができたMさん〈ダイエットコラム VOL3〉
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以前、以下の動画で空腹のメリットについてお話させて頂きましたが、この時の事例として登場して頂いているのがTさんです。
空腹のメリットを知ることもダイエットのプラスになりますので、ぜひ参考にしてください。
少しずつマイナス10kgへ
ご自身の生活をだんだんと客観的に見つめ始めたTさん。
筋トレと有酸素運動で代謝を高め、”余計なもの”と上手に距離を置き始めたことで、体重は徐々に下がっていきました。
そして、
- 出張先でもデザートは食べずに、食事をコントロールできている
- 夕食は魚を食べるようになった
- お酒は2日に1回にするようにした
- 食べ過ぎても、翌日に調整することができるようになった
- 奥様から「小食になったね」と言われるようになった
など…
Tさんから発せられる言葉も変わっていき、結果として体重マイナス10キロに到達しました。
下の写真のようにお腹もスッキリしつつ筋肉も程よくついて、あの時、鏡の前で感じた自己嫌悪も今となっては良い思い出になりました。
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以前は、食べ過ぎることが当たり前になってしまっていたTさんですが、今は『食べ過ぎること=嫌なこと』へと価値観が変化してきているようです。
自分の体を好きになり、なおかつ健康も維持できる生活。
初めのうちは、ちょっとした工夫や継続の努力が必要ですが、慣れてしまえば全て”当たり前のこと”に変わっていきます。
体の不安や不満のない、楽しい生活を築いていきましょう♪