Vol.2ダイエットに必要な自信の育て方
自信があれば何でもできる
みなさま、こんにちは。
ラクエルの鶴田です。
第2回のコラムはダイエットに取り組む際の「自信」についてお伝えします。
皆さまはダイエットに対して自信が持てていますでしょうか?
ちなみに、私は体の専門家なので、ダイエットや健康維持に関する自信は人一倍持っています。
理想的な体脂肪率を維持することや、健康的な生活習慣を続けることは何の苦労もなく行うことができます。
ですが、仕事以外のことでは自信の無いことがたくさんあります。
カラオケで歌う事や字をきれいに書くこと、そして、大勢の人前で話すことも苦手で自信を持つことができません。
人によって自信のあること無いことは様々ですが、それらの違いはどのようにして作られるのでしょうか。
生まれながらの資質だとしたら諦めなければなりませんが、実際はそうではありません。
自信はその人の「過去の経験」によって作られています。
カラオケでも書道でもダイエットでも、過去に「上手くできた」という経験を積めば積むほど自信は大きく育っていきます。
反対に「上手くできなかった…」という経験をするほど、自信は損なわれ苦手意識を持つようになっていきます。
ところで、
ダイエットの成功/失敗を決める要素は、『運動・食事・休息』の3つの習慣にすべて集約されています。
この3つの合計点が今の体重や体脂肪率に現れています。
ですので、これら3つの習慣に対して自信を持つ(=苦手分野から得意分野に変える)ことができれば、体重を落とすことは苦ではなくなっていきます。
さらに、
私たちは一度自信を持ったことに関しては「もっと上手く歌えるようになりたい」「もっと難しい文字を書いてみたい」という向上心が湧いてくるので、ますます能力を伸ばせるようになります。
自信を持つことさえできれば、人が羨むようなことをいとも簡単にこなせるようになるのです。
仕事、勉強、英会話
料理、ファッションセンス
ゴルフ、カラオケ、対人関係…
世の中には自信のバロメーターになるものが様々ありますが、皆様はどのような分野に自信をお持ちでしょうか?
皆さまの得意分野と同じように、ダイエットに対しても「上手くできた」という経験をつみながら、苦手意識を手放して、ぜひ自信を育てていきましょう。
「超ずぼら」から「超こまめ」へ変身したKさん
世の中にはダイエットに対する自信を奪い去っている犯人がいます。
これから痩せようとしている方にとっては、とても迷惑な存在なのです。
その犯人と今回のテーマである「自信」は情報化が進んだ現代社会では切っても切り離せないものになっています。この犯人についてはページ下のブログで解説していますので、ぜひ後で読んでみて下さい。
今回はトレーナー誌NEXTの第2回のコラムに登場した頂いた、ラクエル会員のKさんの事例を紹介させて頂きます。
Kさんは、自称「超ずぼら」な方です。
レッスン中も運動や食事の習慣についてお伝えすると
「え~、いやです~」
「面倒くさいです~」
と口癖のようにおっしゃいます。
ダイエットを進めていく上では、良い運動習慣、良い食習慣をこまめに続けることが必要なのですが、Kさんにとっては心理的なハードルが高いようでした。
(コツコツ続けられるかなぁ…)
(こまめに自炊とか運動とか大変だなぁ…)
(私、痩せられるかなぁ…)
という思いが、この時点のKさんにはあったのではないかと思います。
そんなKさんに取り組んで頂いたのは
- スクワット1日5回
- 毎晩インスタントみそ汁にほうれん草をちぎって入れて飲む
この2つを最初のステップとしてお伝えしました。
この提案を聞いたKさんは
「え~、嫌ですー」
とおっしゃっていましたが、言葉とは裏腹にこのルーティンをコツコツと取り組んでくださいました。
ゆるぎない自信を持つには
少し話は変わりますが、ときどきテレビ特番で放送されている
『はじめてのお使い』
という番組をご存知でしょうか?
3~5歳くらいの小さな子が、その日のごはんに必要な食材を買いに、初めて一人で(もしくは兄弟で)お使いに行く様子を追った番組です。
お母さんがいない中で、寄り道をしたり、こっそりお菓子を買ったり、疲れてしゃがみ込んでしまったり、笑い泣きしながら繰り広げる冒険にいつも心がほっこりします。
実は、
この番組に登場する子供たちがそうなのですが、人は誰かとの約束(もしくは自分との約束)を果たすことができると、「私、しっかりできた!」という強い肯定感を得ることができます。
これが自信を育てるきっかけになります。
Kさんは、
- スクワット5回
- ほうれん草をちぎって入れる
という約束を1日1日と果たしてくれました。
1週間経つと、
「私、意外とできるかもしれない…」
と思うようになり
更にもう一週間経つと、
「スクワット5回じゃなくて10回できそう」
という向上心が湧いてくるようになりました。
そうこうしている間に、始めは「嫌です~」と言っていた運動習慣・食習慣が徐々に板についてきたのですが、最終的にKさんの生活には驚くほどの変化が起こりました。
スクワットは毎日40回!食事は昼のお弁当も作るようになり、朝昼晩ほぼ自炊になったのです!
その結果、9ヶ月で体重は7.6kg減少、体脂肪率は28.9%から21.1%まで下がりました。
「超ずばらなKさん」から「超こまめなKさん」へ見事に変身してしまったのです。
ダイエットの自信を育てる『9割ルーティン』
前回のOさんのルーティンもそうでしたが、ラクエルのダイエットでは、『9割ルーティン』という10日のうち9日は確実に達成できる習慣に取り組んで頂いています。
難しいことにチャレンジするのではなく、成功率9割で、なおかつダイエットに役立つルーティンに取り組むことで、「私にもできた」「ちゃんと続いている」という実感を積みながら、ダイエットに対する自信を育てていきます。
そして、小さな自信が生まれれば、人は自然とひとつ先のステップに目が向くようになります。
そのステップを何度か繰り返すうちに、毎日スクワット40回、全食自炊という以前はとてもできないと思っていた習慣も、当たり前のものになっていくのです。
今、Kさんに「ダイエットに対して自信はありますか?」と伺えば、
きっと「そんなわけないじゃないですか~」と茶化されてしまうと思います。
でも端から見れば、自炊とスクワットをサラッとこなして、理想体重を維持し続けるKさんはすごい人に映ると思います。
今日、5回スクワットをやってみること。
明日も5回スクワットをやってみること。
そんな風に毎日積んでいく小さな経験が、ダイエットの自信を育てる大きな糧になります。
痩せるために取り組むべき習慣は?
ダイエットの結果を左右する『食事・運動・休息』の各習慣を抜粋すると以下のようになります。
《食習慣》
- 朝昼晩3食の「野菜」「たんぱく質」「炭水化物」の量とバランス
- 間食の量と回数
- 急がずゆっくり味わって食べること
《運動習慣》
- 良い姿勢
- 1日の歩数
- 階段の昇り降り
- 筋トレ
- スポーツレクリエーション
《休息習慣》
- 深い呼吸
- ストレッチ
- 睡眠の時間と質
- ON/OFFの切り替え
今後のコラムにも、この中のいくつかが登場しますが、まずはご自身が取り組みやすいこと、または必要だと思うことを選んで行って頂くと良いと思います。
どんなに忙しいときでも10日のうち9日は達成できるルーティン。
このポイントを抑えながら、生活習慣の中に得意分野をだんだんと作っていきましょう
自信があれば何でもできる!
★ダイエットの自信を奪い去っている犯人については、こちらを読んでみてください↓