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山梨県甲州市塩山のパーソナルジム&スタジオ ラクエル

公式ブログ

2016/01/30
  • トピックス
  • 鶴田学ブログ

自律神経を働かせて「故障」を防ぐ

kyuutouki

寒い日が続きますが、お元気にお過ごしでしょうか。
ラクエルのパーソナルトレーナー鶴田です。

先日の朝、妻がこんなことに出くわしたそうです。

  • 朝起きたら給湯器が音を出して動いていた!
  • 故障か、昨夜消し忘れたのかと思って焦った!!
  • 操作パネルを見てみたら「雪だるまマーク」が点いていて
  • どうやら凍結防止のために自動でガスを焚いてるようだった

給湯器には凍結防止運転という機能があって
気温が下がったら自動でガスを焚き
凍結して壊れないように、きちんと自己防衛をするのだそうです。

「状況に応じた行動で故障を防ぐ」
人間の自己管理と同じだなぁと思い、
その素直な反応に痛く感心しました。

 

同じように、
人間にも「自動で環境に対応する」という機能が備わっています。

それが自律神経です。

自律神経は無意識下で常に
血流や体温、内臓の動き、ホルモンバランスなどを
コントロールしています。

それよって私たちは
体調を維持したり、慢性疲労や体重の変動、
無気力やイライラを防ぐことができます。

寒い時期に悩まされがちな
冷え性の改善も自律神経がポイントになります。

自律神経がきちんと働くことで
私たちも冒頭の給湯器のように「故障」せずに
毎日を快適に過ごすことができるのです。

 

このように、
自律神経は私たちの生活を支える縁の下の力持ちなのですが…

  • 日々のストレス
  • 不規則な生活
  • 運動不足
  • 長時間のスマホ、PC

などによって働きが鈍ってしまいます。

 

そのため必要になるのが日々のメンテナンスです。
メンテナンス法は様々あるですが、
簡単・シンプルでなおかつ重要なのが

  1. 規則正しいリズムで生活をすること
  2. 適度な運動を行うこと

です。

1.規則正しいリズムで生活をすること

毎日同じ時間に起き、朝食をとる
昼はダラけずに意欲的に活動する
夜は夜更かしをせず早く眠る

体内時計に沿って規則正しく生活することで
自律神経はコースをそれることなく
良いペースで働き続けてくれます。

2.適度な運動を行うこと

運動をすると呼吸や脈拍が上がりますが、
これはまさに自律神経の働きによるものです。
狂ってしまったものに、本来の働きを与えることで
正常な機能を取り戻すことができます。

コースアウトしてしまったものを
元に戻す働きを運動がしてくれるのです。

 

生活習慣と運動。
どちらも当たり前のことですが、
当たり前の積み重ねが「寒くなったらガスを焚く」という
自然な反応を引き出してくれるようになります。

自律神経のこまめなメンテナンスによって
人生という長いフルマラソンも快適に走っていくことができます。

 

● ○ ● ○

 

自律神経はものを言いませんが
酷使するとやはり疲れてしまいます。

寒い日の給湯器のように
周りの状況に自然と反応して体を守る。

そんな風にして、
寒さにも忙しさにも負けずに
元気に過ごせたら幸せなことですね。

自律神経は奥が深く
そして人間にとって非常に大切なものですので、
また今度、別の角度からお話してみたいと思います。

まずは規則正しい生活とこまめな運動で
良いペースを作ってみてください!