公式ブログ
- トピックス
- 鶴田学ブログ
二の腕が細くなる第2の理由
皆さま、こんにちは。
パーソナルトレーニングジム・ラクエルの鶴田です。
オリンピック、甲子園もひと段落していよいよ9月ですね。
残暑に負けないよう、もうひと頑張りです!
前回、
バドミントン選手は
日々トレーニングを重ねているのに
なぜ二の腕が細いのか?!
というタイトルで、
第一の理由は、
肩甲骨を大きく動かすことで
その末端にある腕の循環を高めているから
というお話をしました。
本日はその続きです。
二の腕を細くするために、
循環を良くすること以外のポイントとは何でしょうか!?
バドミントン選手の腕が細い第二の理由:
腕ではなく、胸や背中の筋肉を使っているから
一口にアスリートと言っても、
競技によって体格の特徴は様々ですよね。
例えば柔道選手はどの選手も
たくましい二の腕を持っています。
スピードスケート選手は
私たちとは比べ物にならないくらいの
発達した太ももを持っています。
このように、
それぞれの競技でたくさん使っている筋肉が
大きくなるというのが体の原理です。
これを腕が細いバドミントン選手に
当てはめてみると…
腕の筋肉はあまり使わず、
それ以外の筋肉を使っているということになります。
○
では、
腕を使わずにどこを使っているのかというと…
答えは「胸と背中」です。
えっ?!
腕を動かしているのに、使っているのは胸と背中??
と思うかもしれません。
そう思ったあなた。
次の動きを試してみてください。
———————–
気をつけの姿勢になる
(座っていてもOKです)
右手で左肩の内側、鎖骨のすぐ下をさわる
(胸の筋肉が始まっている部分です)
左腕を前方に持ち上げて、
片腕で前にならえの姿勢をとる
さらに前に出した左腕を
内側(右方向)へスライドさせる
———————–
いかがでしょうか?
動かしているのは腕ですが、
胸の筋肉を使っているのが
よく分かるのではないでしょうか。
実はこのように、
腕を動かすメインの筋肉は
- 前方に動かすときは胸
- 後方に動かすときは背中
なのです。
(腕の筋肉は肘の曲げ伸ばしをする時に主に働きます。)
このように、
上手に胸・背中を使うことができると
日常生活の様々な動作を
腕の筋肉に頼らずに行うことができます。
- ドアの開け閉め
- 荷物を運ぶ
- 料理をする
- 掃除をする
- 歩くときや走るときの腕振り
- 赤ちゃんを抱っこする …など
その結果、
腕に掛かる負荷が減り
腕筋肉を無駄に太くしてしまうのを
防ぐことができるのです。
さらに、
体の中心部である胸や背中の筋肉を使うことは
代謝アップや
背中からウエストに掛けてのボディライン改善
姿勢の改善にも役立ち、
一石が三鳥、四鳥にもなるのです。
胸の筋肉、背中の筋肉を使うことは
トレーニング動作の中でも難しいことなのですが、
非常にメリットが多いので
ぜひマスターして頂きたいです。
○ ● ○ ●
二の腕を細くするには、
①まずは、
肩甲骨の可動域を大きくして
腕の循環を上げる。
②次に
胸と背中の筋肉を使って
腕の筋肉の負担を減らす。
そして、次回は最後の第三のポイント、
腕を細くするための習慣についてお話ししたいと思います。
○ ● ○ ●
もう9月になりましたが、
まだまだ薄着の季節は続きます。
来年の夏までに、とは言わず
さっそく今からスリムな二の腕づくりに励みましょう!