Vol.6我慢ゼロの
成功レールを作る
ダイエットの成功レールとは
皆さま、こんにちは。
鶴田です。
ここまでお伝えしてダイエットコラムも、今回の第6回で最終回です。長くお付き合い頂きましてありがとうございます。
最終回は、我慢ゼロのダイエットに徹することの大切さをお伝えしたいと思います。
これまで、様々な事例を交えながら
- 我慢をせずに
- モチベーションや自信を向上させながら
- 痩せるための習慣をだんだんと定着させる
ということをお伝えしてきました。
日々、ダイエット指導をさせて頂きながら感じるのは、必要以上に「ダイエット=辛いこと」と思ってしまっている方が非常にM多いということです。
ダイエットと言えば食事制限!
ダイエットと言えば2ヶ月でマイナス10kg!
日々触れる情報から、そんなイメージを持ってしまいがちですが、決して理にかなったダイエットとは言えません。
私たちの脳は
- 辛いことはしたくない
- 自分にとって有益なことは続けたい
という法則に基づいて働いています。
この2つが成立することで
初めて習慣として継続できるようになります。
そして、そのようにして継続した良い習慣を、私たちの体は鏡のように映し出します。
我慢に頼るダイエットは、一時的に体重は減るものの、「辛いなぁ…」というマイナスの感情を蓄積し、さらには、痩せるための習慣を学ぶ機会も損なわれてしまうため、ダイエットは苦しいもの、ダイエットは難しいものという印象だけを残してしまいます。
ダイエットの本当の成功は、脳と体の法則に従って、2歩、3歩、50歩、100歩と淡々と進んで行くことで得ることができます。
進めば進むほど、狭かった視野がどんどん開けて
「私には無理」
「それはできない、やりたくない」
と思っていたことが、自分の守備範囲の中に入ってくるようになります。
ダイエットに成功した方は共通して
- 「以前はなぜあんなに悩んでいたのか分からない。」
- 「ダイエットするのは大変だと思っていたけれど全然違った。」
とおっしゃいます。
幼い頃、歯を磨くことが面倒くさくて、あれほど嫌がっていた私たちが、毎日の習慣として淡々と繰り返すことで、今では反対に歯を磨かなければ気持ち悪いと思うようになりました。
そんな風に、地道な積み重ねによって、私たちの価値観はいとも簡単に書き換えることができるのです。
今、皆さまがダイエットと向き合う時に抵抗感を感じていたとしても、決して恐れる必要はありません。
やることはただ一つ。
脳と体の法則に則って、成功レールの上をひたすら歩いて行くことだけです。
「我慢の仕方」ではなく、「ご自身のためになる習慣」を学びながら
ダイエットの道を進んでいきましょう。
我慢に対してではなく、習慣の定着に努力をそそぐ
今回ご紹介するSさんも、ジムにいらっしゃった当初は「炭水化物は食べてはいけないと思っています」とおっしゃっていました。
毎日の食事で炭水化物はほとんど摂らない生活をしていましたが、仕事のストレスからお菓子を食べる量が増えてしまい、ジワジワと体重が増えていったそうです。
炭水化物はダイエットの敵のように思われてしまいがちですが、私たちの体にとっては必要な栄養素のひとつです。
特に日本人には、長い歴史上の食習慣から、お米を脂肪に変えにくく、健康的に作用させる腸内細菌が備わっていることが分かっています。
無理に炭水化物を我慢することは、ストレスを蓄積させ、ダイエットに対するモチベーションも削ってしまうので、結果としてデメリットになります。
Sさんにはその点を理解して頂き、始めは恐る恐るでしたが、適量の炭水化物をコンスタントに摂って頂くようにしました。
- 仕事で日々ストレスが溜まり
- 忙しさから朝食を摂らなくなり
- 結果的に間食が増えていた
という生活を
- 朝食はコンビニのおにぎりと豆乳を摂る
- 間食は和菓子にする(これはご本人に発案して頂きました)
- 寝る前に2分間の首ストレッチをして睡眠の質を上げる
という取り組みからスタートし、徐々に習慣力を高めた結果、
不健康と疲労の悪循環から抜け出すことができました。それと共に、太る原因となっていた間食を必要以上に欲することが段々と少なくなっていきました。
そして、ダイエット開始から3ヶ月目には
「家にお菓子があっても食べなくなった」とおっしゃるまでになりました。
『炭水化物=NG』という我慢から解放されて、生活習慣を見直していった結果、Sさんは半年で約10kg痩せ、上の写真のとおり別人のような素敵な体型になりました。
当初おっしゃっていた「服をキレイに着ることができない」という悩みもすっきり解消して、今では毎日、体型を気にせずファッションを楽しんでいます。
ダイエット本来の到達点を目指して
ダイエットが上手くいっていないときは、
本来あるべき生活リズムが崩れてしまい、気持ちにも何かしらの乱れが起きているものです。
第2回のストレスのところでも少し触れましたが、人間は良くも悪くも行動と気持ちが一致するものです。
生活習慣が乱れれば気持ちがモヤモヤし、気持ちがモヤモヤすれば良い習慣も疎かになっていくという負のスパイラルに嵌りがちです。
そこから抜け出すためには、やはり小さな1歩を重ねていくことです。
ある一定期間、積み重ねたものは必ず結果として体に反映されますので、
「また失敗したらどうしよう」
「私には無理かもしれない」
と考える前に、まずは愚直にやってみてください。
前回、紹介したMさんのように、始めはそれが体重の変化として現れなくても、健康の土台となり、結果的にはダイエットを支えてくれる力になります。
そして、良い行動を続けていけば「もう少しチャレンジしてみよう」「この良い流れを辞めたくない」という気持ちが芽生え、今度はプラスの波に乗ることができるようになります。
脳と体の法則に則って、正しい方法、正しい容量の努力を続けることさえできれば、我慢をしなくても必ず体重は理想地へと近付いていきます。
そんなダイエット本来の到達点に、多くの方に立って頂きたいと思います。
「こうなりたい」というあなたの望みに率直に、成功レールの上を進んでいきましょう!
☆ご自分の願望に素直になることが、実はダイエット成功の一番の近道なのかもしれません。
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