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山梨県甲州市塩山のパーソナルジム&スタジオ ラクエル

公式ブログ

2018/08/10
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  • 鶴田学ブログ

ダイエットコラム解説版⑥ 我慢ゼロが成功の秘訣

皆さま、こんにちは。
パーソナルトレーニングジム・ラクエルの鶴田です。

トレーナー専門誌NEXTに6回に渡り掲載して参りました、ダイエット成功に必要な 1割の努力を引き出す方法。

最終回は、我慢ゼロの成功レールを作る(vol.6)をお伝え致しました。

ダイエットに我慢は禁物!
我慢に頼らないダイエットを行うことで、リバウンドせず、理想体重を自然と維持できるようになる。
そんな価値観と方法論が世の中に広まればと思います。

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我慢はリバウンドの素

ダイエットと言えば…

  • 炭水化物をカットする
  • 食事をダイエット食品に置き換える
  • カロリー0の間食を食べる
  • 1ヶ月で5キロやせる

そんなイメージが今の世の中では主流になっています。

テレビ番組やインターネットでは「2か月でマイナス〇〇kg!」といった目を引く言葉を見る機会が多いですが、

それらは、ネーミングや方法などの見せ方は様々あるものの、基本的には摂取カロリーをカットすること=我慢がベースのダイエット法です。

我慢が積もればいつか限界を迎え、反動でリバウンドし、気が付くと振り出しに戻ってしまう。
そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。

我慢は借金と同じで、ずっと続けることはできませんし、帳消しにすることもできません

ダイエット本来の価値は、「2か月でマイナス〇〇kg」といったイベント的な盛り上がりではなく、地味であっても普段の生活を送りながら、自然と理想体重を維持できることにあります。

その為に行うべきことは、生活習慣を変ること。
つまり、体に対する価値観(生活の優先順位)を変えていくことです。

価値観の変化は、
「私にはこれが良い、これをやってみたい」
というポジティブな発見からは生まれるもので、我慢というマイナスの状態からは生まれにくいものです

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必要なのは意志の強さではない

私事ですが、最近、シダトレンという薬を使った花粉症の治療を始めました。

毎日、微量の花粉を口から摂取して徐々に体を花粉に慣れさせ、アレルギーを根本治療するというものです。

もともとは「異物」として認識される花粉も体が嫌がらない程度の微量を摂り続けることで
やがて拒否反を示さなくなります

ダイエットもこれと全く同じで、少し苦手な習慣であっても、脳が「嫌だな」と感じない程度のルーティンを繰り返すことで、やがて自分に必要で当たり前の習慣として定着していきます

また、ダイエットに取り組むときに間違わないで頂きたいのは
「ダイエットの習慣=カロリー制限」
ではないという点です

カロリーを摂り過ぎてしまう原因や代謝が進まない理由には、

  • 日々の疲れやストレス
  • 充実度の低下
  • 食生活の片寄り
  • 睡眠の質の低下
  • 生活スピードの悪化

などが大きく関係しています。

これらを緩和していくためには、
・疲れを抜く作業を生活に取り入れること
・食事バランスを良くするひと手間を加えること
・タイムスケジュールを工夫すること
といった我慢ではない取り組みに目を向けることが必要になります。

よくダイエットに悩む方が
「私は意志が弱いから…」
と仰ることがありますが、

ダイエットに必要なのは意志の強さではなく、今の自分に有効なルーティンを見つけることと、それを忘れずに継続できるための工夫を凝らすことです。

これといって見所のない山道も淡々と歩いていけば、やがて見晴らしのいい景色と出会うことができます。
地味な取り組みであっても、方向性を間違えず淡々と進むことで、ダイエットの成功に行きつくことができます。

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「行けばわかるさ!」

これまで多くの方のダイエットをサポートさせて頂いて思うのは、

やせるための隠れた秘訣は、

  • 如何に自分を大切にできるか
  • 如何に自分の気持ちに嘘をつかないか

ということのように思います

毎朝、野菜を食べるなんて面倒くさいと思う一方で、本当は不健康で疲れた自分ではいたくない

高カロリーなものを満足いくまで食べたいと思う一方で、本当は自己嫌悪を繰り返す自分から卒業したい

「やせるのは辛いこと」という過去の先入観からダイエットに向き合うことが怖い一方で、本当はそれを乗り越えて、自信を持てる自分になりたい

目標を達成した方が共通して仰るのは、過去に思っていた「できない理由」は今思えば些細なことだった、ということです。

以前、アントニオ猪木さんが、
”行けばわかるさ!”
という名言を残しましたが、

「本当はこうなりたい」「こんな自分でいたい」という思いに向けて、素直な一歩を踏み出すことが本当のダイエットの始まりなのかもしれません。

ぜひ皆さまも、恐れることなく自然体のダイエットに踏み出してください。

“この道を行けばどうなるものか…
行けばわかるさ!
ダァー “