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ダイエットのモチベーションを高める方法。”○○頼み”をやめて苦しまずに痩せる!
皆さま、こんにちは。
ラクエルの鶴田です。
今回はダイエットのモチベーションについてです。
ダイエットに成功するには、モチベーションの維持が大事。
皆さまもそう感じていると思います。
でも、分かってはいるけど、どうしても継続できない…
「今度こそは!」と思って、糖質を制限してみたり、サプリメントを買ってみたり、運動を始めたりするけれど、2~3週間経った頃には続けることがしんどくなって、気が付いたらやめていた。
そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
今回のブログでは、
- モチベーションとテンションの違い
- モチベーションの性質
- モチベーションを高める方法
について解説しています。
このブログを読んで頂くことで、ダイエットにまつわる謎や苦悩を少しでも解くお手伝いができればと思います。
■モチベーションとテンション
実は、”モチベーション”と似た意味合いで、”テンション”という言葉があります。
どちらもやる気を意味するのですが、ダイエットに失敗してしまうときほとんどの方がモチベーションではなく、テンションに頼ったダイエットをしてしまっています。
どういうことかと言うと、
”テンション”はスマホやテレビなどで
- 食後にコレを飲むだけで10kg痩せる!
- こんなに美味しくてカロリーゼロ!
- この道具を使えば誰でも割れた腹筋になれる!
という情報を見た時に一気に高まります。
キャッチーで心躍るような映像や言葉によってテンションが高まって、「これなら痩せられそうだ!!」という気持ちになります。
ですが、テンションは一時的に脳内ホルモンが高まっている時は上昇するだけで、すぐに急降下してしまうという性質があります。
さらに、テンションが高まるダイエット法というのは
(上手く隠しているので気づきにくいのですが)
得てして、長続く続けられない無理がある方法の場合がほとんどです。
始めはやる気に満ちていても、忙しくなったときや、疲れが溜まってきたときに、
ふと
「今日はちょっとしんどいな…」
「大変だからやめておこう…」
「一日くらいやらなくたって大した影響はないはず…」
と思うようになって
気が付いたらやめていたという結果になりがちです。
そして、
- 始めはあんなにやる気があったのに…
- もっと上手くいくと思っていたのに…
- まだダメだったか…
という釈然としない気持ちが残ります。
残念ながら世の中にあるほとんどのダイエット情報が、このようなテンションに頼ったダイエットのやり方です。
こんな言い方をすると、売る側の人には怒られてしまうかもしれませんが、本当はダイエットのために何かを買う必要なんて無いのです。
■モチベーションは段階を踏んで高めるもの
ではテンションに頼らずに、ダイエットのモチベーションをどのように高めれば良いのか。
それには少しずつステップを踏んで、取り組んでいく事が必要になります。
イメージとしては誰もが経験したことのある小学校の算数を思い浮かべて頂くとよく分かります。
小学校の算数は、始めに足し算を習います。
1+1=2 2+2=4…
そして足し算に慣れてくると、掛け算ができるようになります。
2×1=2 2×2=2 2×3=6…
掛け算ができると、割り算ができるようになって、やがては難しい方程式を解けるようになります。
始めは初歩的な足し算からスタートしますが、一歩ずつステップを踏むことによって、掛け算→割り算→方程式へとたどり着くことができるのです。
ダイエットは、先ほどのようなテンションに頼ったやり方では苦しいだけで
ダイエットの勝ち組とは、自然体で無理なく
- 栄養バランスの良い食事を摂ること
- 適切な量を食べること
- 良い睡眠、少しの運動習慣、良い姿勢・呼吸…など
を身に着けた人たちのことです。
一見地味に思えるそれらの習慣こそ、実は着実に身に着けていくことは難しくて、ダイエットが一筋縄でいかない理由はそこにあります。
そんな習慣習得のために有効なのが、先ほどの算数方式の取り組み方なのです。
■モチベーションを高める方法
例えば、ダイエットコラムvol.2でご紹介したKさんは、自炊を覚え、自宅でスクワットを毎日40回できるようになって体重マイナス7.6kg、体脂肪率は21.1%まで落ちましたが、
ダイエットを始めた当初は、自炊ゼロ・運動習慣ゼロで痩せる習慣を全くと言って良いほど持っていませんでした。
https://raquel-gym.com/column/vol2/
そんなKさんに始めに取り組んで頂いたことは
- インスタントカップみそ汁にほうれん草をちぎって入れること
- 腹筋を1日5回だけやること
この2つでした。
どちらもダイエット効果は低いのですが「野菜を摂ること」と「運動をすること」を継続する環境づくりにまずは取り組みました。
(算数で言うと足し算を覚える段階)
簡単なことほど継続しやすいため、この2つの習慣を続けていくことでKさんの中では「野菜を摂ること」と「運動をすること」がだんだんと当たり前の事に変わっていきます。
そして、このように習慣の『当たり前化』が起きると、その時点で、よりダイエット効果の高い次のレベルの習慣にも簡単に取り組めるようになっているのです。
どういうことかと言うと、
食習慣で始めに取り組んだインスタントカップみそ汁にほうれん草を入れることは
①スーパーでほうれん草を買うことと
②お湯を沸かしてカップみそ汁を作ること
に分解できるのですが、
この時点ではKさんにとって
①スーパーでほうれん草に加えてもやしを買うこと
②鍋にコンソメスープの素と①の野菜を入れて野菜スープを作ること
も大して変わらない労力になっています。
つまり、努力レベルは同じでも、より効果の高い習慣を行うことができるようになっているのです。
始めから野菜スープを作ることにチャレンジしていたら、恐らくKさんは途中で挫折していたと思いますが、”カップみそ汁+ほうれん草”の習慣が定着したことで、この時のKさんにとっては野菜を摂ることが「面倒くさいこと」から「自分のために続けたいこと」へと変化しているのです。
このように一つの習慣に対して、段階を踏んで取り組むことで習慣力を少しずつ養うと共に、この習慣が私には必要だという価値観の変化を生みます。
これによってダイエットのモチベーションがだんだんと高まっていきます。
このようにしてKさんは段々と
- 全食自炊
- 毎日40回スクワット
という風により痩せる習慣を身に着けていったのですが、これをモチベーションのグラフに当てはめるとこのような感じになります。
取り組むルーティンのレベル(オレンジの縦棒)とモチベーション(赤い曲線)は一緒に高まっていきます。
そして、このように良い習慣が増えることはカロリー代謝の良い体を作るだけでなく、日々の体調を改善し、疲労やストレス値が下がることで、暴飲暴食や無駄な間食を減らすという効果も生みます。
これによって更に体重が減りやすい環境が生まれて、ダイエットがスムーズに進むようになります。
自分のための楽しいダイエットへ
このように、ダイエットのモチベーションは
- テンション型のダイエットを選択しない
- 足し算レベルの簡単なルーティンから始める
ということから始まって
- 習慣の当たり前化を目指す
- 次のルーティンレベルへステップアップする
という流れに乗ることで高まっていきます。
この手順を踏んで行って、
これまで面倒くさかったり、苦しかったダイエットの取り組みが
「自分のためになる」
「継続できてよかった」
「もう少し続けてみたい」
「私にとって必要だ」
そんな風に思えたら、ダイエットがだんだんと楽しいものに変わっていくはずです。
ぜひ、ご自身の中にある小さなモチベーションを育てて、ハッピーで実のあるダイエットを行って下さい!