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疲れの原因は…
こんにちは、ラクエルのパーソナルトレーナー山田です。
2016年になり半月が経ちました。
また仕事の毎日が始まって、疲れを感じている人が多いなぁー、と
最近思います。
忙しいことは良いことなのかもしれないですが、
なかなか休めずに疲労だけ溜めてしまうということがないように
今日のテーマは「疲労について」です。
人間はなぜ疲れてしまうのか?
少し前までは疲労の原因は「乳酸」と言われていましたが、
そうではないということが2004年、科学雑誌のサイエンス誌に掲載されました。
乳酸は疲労の原因どころか、疲労回復を助ける働きがあるとまで言われています。
では、疲労の原因は何なのか?
現在では「活性酸素」が原因ではないかと言われています。
私たちの体の中では、取り入れた酸素のうち2%が
常に活性酸素へと変化しています。
活性酸素は適量でしたら悪いものではないのですが、
過剰に発生すると体内の細胞を攻撃して、
「サビついた」状態にしてしまいます。
そのサビた細胞から脳に向けて発信される危険信号が
「疲れた」という感覚になると言われています。
つまり、活性酸素によって機能低下を起こした細胞が
疲れの原因になっているのです。
さらに、活性酸素はストレスや過度な飲酒、喫煙、
食品添加物、大気汚染などによっても増加し、
がん等の病気を引き起こす原因にもなるそうです。
では、疲れをとるには、
体内を錆びさせないためにはどのようにすればいいのか?
キーワードは「抗酸化」です。
抗酸化のためには、
- 活性酸素をため込まない習慣を作る
- 抗酸化作用のあるものを食べる
ことが必要です。
◆活性酸素をため込まないためには…
先ほど書いたような
ストレスや過度な飲酒、喫煙、食品添加物、大気汚染を
なるべく避けること。
そして、運動をする、お風呂に入るなどして
血流を増して細胞の新陳代謝を高めること。
◆抗酸化作用のあるものとは…
トマト、ニンジン、ナスなどの色の濃い野菜。
ココアやワインのポリフェノールも効果があります。
そして最近では、
鶏の胸肉に含まれるイミダペプチドという
物質も疲労に効果があると注目されています。
(サプリメントも販売されています。)
細胞の酸化は疲労だけではなく、
健康や美容の低下にもつながります。
抗酸化習慣は地味な作業ですが、
これらをコツコツやることで後の結果がまったく違ってきます。
疲れずに、若く活き活きと毎日を送るために
日々発生する活性酸素を一個一個、撃退していきましょう!