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受験はスポーツだ!と思った瞬間
皆さま、こんにちは。
ラクエル・パーソナルトレーナーの鶴田です。
ちょっとあつかましいのですが…
トレーナーという仕事の醍醐味は
「人生の伴走をできること」
と思っています。
皆さまの人生のほんの一部ですが、
健康や外見という大事なテーマを
接点にご一緒させて頂くと、
私ひとり分の人生より
すごく濃密な時間を
過ごさせて頂いているような気持になります。
昨日の最後のレッスンは
東大を目指している
受験生のO君のトレーニングでした。
受験のための
体力づくりとリフレッシュのために
来てくれているのですが
レッスンをしながら
私一人では知りえないことを
いろいろ聞かせてくれ
トレーナー冥利につきる時間でした。
「自分には才能がないのかも…」
今、O君は数学に悩んでいます。
本来は得意科目なのですが
模擬試験の本番になると
なぜか上手く問題を解くことができません。
家に帰って問題を見返してみると
すんなりと解けるのに
なぜか本番ではミスをしてしまう。
これまでの努力が成果として現れず
モヤモヤした日が続いて
「自分には本番で力を出す
才能がないのかなぁ…」
と諦めのような感情も芽生えたそうです。
ところが、
ふとしたきっかけで
最近の勉強の仕方を振り返ってみた時に
解決の糸口が見えてきたそうです。
頭の使い方にも「バランスの崩れ」がある
(ちなみに私は高校中退。
大学は文系受験だったので
数学のことはチンプンカンプンです^^;)
ここ最近、
彼は数3の難しい問題ばかりに
取り組んでいたそうです。
もともと数学が得意で
これまでは何でも簡単にこなすことができ
壁らしい壁に当たったことがなかったのですが
難問ばかりに向き合う中で
初めて「難しい」という感覚に直面しました。
しかも、
学校のクラスには全国でも
指折りの優秀なメンバーが揃っていて
自分の力以上のことに
取り組む毎日が続いたそうです。
その結果、
頭の使い方が数3に偏ってしまい
数学全体の思考バランスを崩してしまった
とのことでした。
「気付き」をきっかけにレベルアップ!
そんな背景があり、
試験本番でも知らず知らずのうちに
視野が狭まっていた
ということに気付いたそうです。
思考バランスの崩れをリセットするために
もう一度、数1・数2を見直すことで
解決への道筋が見え
これまで「才能の限界」
と思っていたモヤモヤも晴れていきました。
そして、
そんな風にひとつの壁を越えたことで
数学の「虎の穴」とも言われている
超難問の問題集
(今までは「自分には無理」
と思って敬遠していたもの)
にも取り組もうと
思うようになったとのことです!
- ちょっとした気付きをきっかけに
- 新しい武器を得て
- スランプを乗り越え
- 次のステージに臨む
その過程はスポーツ選手と全く同じで
「受験もアスリートだ!!」と思いました。
あるいは、
漫画やゲームの主人公の
成長していく過程のようで
すごくウキウキした気持ちで
彼の聞いていました。
メンタル勝負の先に待っている「楽しさ」
どの分野でも
ひとつのことを極めていくと
必ずメンタル勝負の世界に入って
悩みながらコツコツ粘り続けると
これまで知らなかった
新しい世界が見えてきます。
アスリートがよく言う
「練習は嘘をつかない」
「練習で掴んだものしか本番では出せない」
ということを
東大受験という
私では知り得ないフィールドで
見せてもらいました。
O君は、
「これからの自分にワクワクしている」
と言い
そんな彼のチャレンジを
近くで見させてもらえることを
すごくありがたく思います。
最高峰を目指す
厳しい戦いだと思いますが
ぜひ成功を勝ち取って欲しいです!
私も良いトレーニングを提供して
ベストコンディションで
受験勉強に臨んでもらえるよう
気を引き締めて応援していきたいと思います!!
● 〇 ● 〇
ちなみに、
冒頭のホワイトボードの画像は
O君に、
「僕たちでも頭をひねれば
解けそうな問題を出してみて」
と頼んで考えてもらった問題です。
- 1+2+3+4+…と続けていったときに
答えがちょうど100の倍数になる最初の数字は何?
ぜひ皆さまもチャレンジしてみてください!
私はその場で解き方を
解説してもらったのですが
まったく理解できず…
エクセルで解きました(^^;v
● ○
でも実は…
今はこんな風な私ですが
昔は偏差値70前後の優等生だったんですよ~
使わないものは衰えていく。
それが人間。
良い教訓です^^;
さあ、
筋トレ、筋トレ♪