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ダイエットコラム解説版① モチベーションを高めるための工夫
皆さま、こんにちは。
パーソナルトレーニングジム・ラクエルの鶴田です。
フィットネス専門誌NEXTで連載が始まった
トレーナー向けのダイエット指導コラム、
『ダイエットに必要な1割の努力を引き出す方法』。
- モチベーションとテンションの違い
- モチベーションを高める方法
についてお話しさせて頂きました。
この解説版では、一般の方にもお役に立てるよう
補足してお伝えさせて頂きたいと思います。
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モチベーションとテンションの違い
ダイエットにおけるモチベーションとは、
痩せる意義を自ら見出すことによって
ご自身の内側から沸き起こるやる気のことです。
反対にテンションは
外からの情報や人からのアクションがきっかけで
高まることが多いやる気です。
テンションは、
アッと驚くようなダイエット法や
目新しいダイエット商品を見た時に高まり
短期的には非常に大きなやる気を生み出します。
しかし、
忙しさやストレス(→これらも外からの要因)によって急降下してしまい
リバウンドにつながります。
このように、
テンションは一気に高まり
あるきっかけを境に急速に低下してしまう特徴があります。
反対にモチベーションは
ご自身の価値観の変化と共に少しずつ育っていき
正しい順序を踏めば、どんな状況になっても
高いやる気をキープできるようになります。
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モチベーションを育てるには
脳の特性上、テンションを高め続けることはできません。
ですので、ダイエット成功のためには
モチベーションを高めることが不可欠で
そのためには
「これなら無理しないでできるし、私の体にとってプラスになる」
ということを毎日コツコツ行うことが必要になります。
コラム中のOさんの例では、
①急がずゆっくり歩いて帰ること
②家についたらまずお風呂に入ること
として紹介させて頂きました。
そういう行動を積み重ねることで
無意識のうちに脳に
「辛くないから大丈夫」
「正しい事をちゃんとできている」
というプラスの感情が積もっていき
やがて「じゃあ次はどうしよう」
というポジティブな発想が生まれるようになります。
例えば、
好きな人に会う約束がある日は
何が何でも今日の仕事を早く終わらせよう!!
という猛烈なやる気を出すことができますが
ダイエットのモチベーションは
苦手なことに取り組むという前提があるので、
植物の双葉のように始めはとても繊細で
極端な食事制限や誤ったダイエット法にさらされると
すぐに枯れてしまいます。
モチベーションを育てるためには
「ダイエットをしてみよう」
と芽生えた小さなやる気に
太陽と水を毎日与え続けるような感覚で
我慢しないでもできる正しい行動を続けることが必要になります。
そうすることで
最終的には、
やせていることが当たり前という価値観が
徐々に身に付いていきます。
Oさんの成功は
①ゆっくり帰る
②先にお風呂に入る という
テンションにまったく左右差されない行動に
注力した結果、得ることができたものです。
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地味でも原付バイクで
ダイエットのゴールは、
我慢をせず普通に生活をしながら
ご自身の理想体重を維持できることです。
一生リバウンドしない
本当のダイエット成功を手に入れるためには
派手なジェットコースター(テンション)に乗ってはダメです。
原付バイクで正しい道を
のんびりどこまでも進んで行く気持ちで取り組んでください。
「やる気」というエンジンが
坂道も砂利道も超えて
着実にあなたを理想の体へと導いてくれます!!