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体脂肪を分解してくれる2つのホルモン
皆さま、こんにちは。
ラクエル・パーソナルトレーナーの東辻(ひがしつじ)です。
いよいよ平昌オリンピックが開幕し、
日本人選手の活躍が楽しみですね!
2020年には東京オリンピックも控えていて、
世の中のスポーツ熱が高まっていますね。
私たちも一流アスリートのような無駄な脂肪のないキレイな体を作りたいものです!
そこで、今回は効率良く脂肪を落とす方法をお伝えしていきたいと思います!
脂肪が増えたり減ったりするのには
二種類のホルモンが深く関係しています。
脂肪の分解を促してくれるホルモンと、
反対に脂肪を増やしてしまうホルモンです。
これらのホルモンを踏まえて
脂肪燃焼の仕組みを理解することができれば、
普段の生活でも効率良く脂肪を落とすことができますので、
ぜひ皆さまも役立ててみて下さい。
めざせ!かっこいい身体!
脂肪を分解するホルモン① リパーゼ
皆さまの体に蓄えられている体脂肪は
そのままでは燃焼することができず、
一度、分解しなければなりません。
皆様はリパーゼというホルモンをご存知ですか?
リパーゼは体脂肪を分解し
燃焼できる状態にしてくれるホルモンです!
そんなリパーゼが活性化されるタイミングは3つあります。
【1】お腹が空いている時
空腹になると血糖値を上げるために
グルカゴンと言うホルモンが分泌されます。
グルカゴンは肝臓に貯蓄されているグリコーゲンを
分解することで血糖値を高めてくれます。
その一方でリパーゼに対しても、
働けっ!という合図を送り、リパーゼが脂肪分解に働くようになります。
【2】運動した時
筋トレなどの強めの運動をすると、
交感神経からアドレナリンが分泌されます。
このアドレナリンもリパーゼを活性化させ、
脂肪の分解を進めてくれます。
アドレナリンは興奮しているとき、
怒っているときにも分泌されるので、
夫婦喧嘩をしている時にも脂肪は燃えやすくなっているのです!!
【3】カフェインを摂取したとき
コーヒーやお茶に含まれるカフェインにも
リパーゼを刺激する働きがあります。
ロサンゼルスドジャース・ダルビッシュ投手は、
「あまり好きではないけど、
カフェイン摂取のためコーヒーを飲む。
有酸素運動をする日は脂肪燃焼にも良いので絶対に飲む。」
と言っています!
運動の30分~1時間前に一杯のコーヒーを飲むことで
脂肪燃焼効果の促進が期待できます。
また、食後の摂取でも
食事誘導性熱代謝(食事をする時のカロリー消費)が高まるので有効です。
脂肪分解するホルモン② 成長ホルモン
成長ホルモンは、
その言葉からも分かるように、
身長を伸ばしたり、体を成長するホルモンとしてよく知られています。
思春期の頃に注目されますが、
一生に渡って分泌される重要なホルモンであり、
その働きのひとつが脂肪分解です。
また、脂肪分解の他にも、
肌をきれいにするなど嬉しい効果があります!
そんな成長ホルモンが分泌されるタイミングも3つあります!
【1】筋トレをした時
筋トレをすると筋肉内に乳酸が溜まっていきます。
乳酸は「キツイなぁ」と感じる要因のひとつで、
それによって脳が刺激され成長ホルモンの分泌スイッチが入ります。
中でも、大きい筋肉を鍛えると
より成長ホルモンが分泌されると言われています。
よく、ダイエットするなら
『脚のトレーニングが効果的です』
と言われますが、背景にはこのような理由があります。
【2】睡眠時
「寝る子は育つ」ということわざがあるように、
寝てる間にも成長ホルモンが分泌されます!
夜10時~2時の間にいかに質の良い睡眠を
取れるかがポイントになります。
さらに、睡眠中にはムダな食欲を抑える
レプチンというホルモンも分泌されるので、
良い睡眠は脂肪を落とす為には欠かせないのです!
【3】空腹時
空腹になると分泌されるグレリンというホルモンにも
成長ホルモンを増加させる働きがあります。
先ほどのリパーゼも空腹時に分泌されるので、
お腹が空いている時は体脂肪を落とす大きなチャンスなんです!
お腹が空いたらすぐに食べるのではなく、
お腹が鳴るくらいまで空腹を楽しめるようになると良いです!!
● 〇 ● 〇
このように、
- お腹が空いている時
- 運動をしたとき
- 眠っているとき
- カフェインを摂ったとき など
日常生活の中にも
体脂肪が燃えやすいタイミングがたくさんあります!
これらを上手に利用することで、
体脂肪を効果的に減らしていくことができます。
次回のブログでは、
日常生活の中で脂肪を落としていくためのポイントと、
反対に、脂肪を増やしてしまうホルモンの
注意点についてお伝えしていきたいと思います。
ホルモンを味方につけて、
気になるお腹や二の腕の脂肪を撃退しましょう!!