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ヒートショックプロテインで簡単美肌法!
皆さま、こんにちは。
パーソナルトレーニングジム・ラクエルの大年真弓です。
しおれたレタスを50度のお湯にひたして洗うと
シャキッとみずみずしく蘇えることをご存知ですか?
これは、お湯に浸けることで野菜表面の気孔が開き、
そこから水分が入ることで新鮮な状態に戻るからだと言われています。
しおれたレタスが若々しくよみがえる!
若返り薬みたいでスゴイですよね。
これと似た現象が人の身体にもあります。
それは「HSP(ヒートショックプロテイン)」というものの働きで、
熱ショックに反応して、様々なストレスや紫外線から
お肌を守ってくれたり、傷んだ細胞を修復してくれたりします。
HSPは美肌の見方!
ヒートショックプロテインが発見されたのは1960年代。
その名の通り細胞中で「熱」によって増えるタンパク質として発見されました。
HSPにはたくさんの種類があって、
- 熱ストレスに対して細胞を強くする働きがある熱耐性効果を持つものや
- 紫外線ダメージ(炎症、DNAの傷)を減らして自己回復力でシワを防いだりするものなど
お肌にとって嬉しい効果が期待できるタンパク質です。
では、HSPを増やすには?
HSPはストレスを感じると増加します。
体を低酸素にした状態や加圧トレーニングでも
ヒートショックプロテインが増えると言われています。
最も手軽な手段として知られているのが入浴。
「ヒートショック」と名付けられていることからも、
熱ストレスが最も有効な手段だと言えるでしょう。
42度の加温で体温を38度に上げることがHSPを最も増加させると言われています。
HSPを増やす肌ツヤ入浴法
ヒートショックプロテインを増やす
具体的な入浴法は次の通り。
- 体温計で自分の平熱を計測する
- 入浴前にミネラルウォーターで水分補給をしておく。
- 以下の目安で熱めのお湯に浸かり、お湯が冷めないようにお風呂の蓋で首まで覆う。
・40℃の場合:20分
・41℃の場合:15分
・42℃の場合:10分 - 入浴中に自分の体温を計測する。(舌下温が38℃ならベスト)
- お風呂からあがったら素早く汗を拭き、体温を維持するためにタオルケットまたはバスローブなどで体を10~20分保温する。HSPの増加には、保温で蓄積された熱が大変重要になる。(保温している時は、冷たい飲み物を飲むのは我慢しましょう)
- 保温が終わったら自然に体温を戻しながら、ミネラルウォーターを300~500ml飲んで水分補給する。
冬場の注意点
熱めのお湯で入浴して効率的に
HPSを増やす方法をご紹介しましたが、一方で危険も存在します。
冬場は入浴中の事故が多く、
日本では毎年約4000件もの死亡が報告されています。
その原因と考えられているのが、
温度差によって血圧の乱高下・脈拍変動が起こることです。
温かい部屋から寒い浴室に移動することで血管が縮み、
お湯につかることで血管が急激に広がります。
血圧が激しく変動することで心臓に負担がかかり
心筋梗塞や脳卒中といった重大な疾患が起こるケースもあるため、
冬場の入浴は十分に注意してください。
これを回避するには、
脱衣所や浴室を十分に温めてから入浴することが重要です。
〇 ● ○ ●
昔から「冷えは万病のもと」と言われるように、
身体を冷やすことは健康にとって好ましいことではありません。
逆に身体を温めることは
血流促進による冷え性の改善、
心身のリラックス、発汗による新陳代謝アップなど、様々なメリットがあります。
冷え込みやすい冬の時期は
ヒートショックプロテインを増やしながらゆっくりお風呂に浸かって
肌ツヤ・ぽかぽか(冷え性対策)・健康に毎日を過ごしましょう!