トレーニングの成果
- 機能改善
50代男性 腕のトレーニングで左肩だけ上がってしまうアンバランスを修正
皆さま、こんにちは。
今回は、アームカール(腕の種目)のときに、左肩だけ上がってしまうアンバランスを改善したYさんの事例を紹介します。
動きのアンバランスとは…
動きの左右差は「同じように動かすよう意識すれば改善できるのでは?」
…と思われがちですが
肩甲骨や股関節などのインナーマッスルにアンバランスが生じると、意識するだけでは左右差を改善できないことがあります。
バッグを左肩に掛ける時は大丈夫だけれど、右に掛けるとずり落ちてしまう…
そんな場合もインナーマッスルの左右差が原因になっていることがあります。
もともと人間の体は、左右に若干のアンバランスがあるようにデザインされているのですが、その差が大きくなって、痛みや運動パフォーマンスの低下が見られるときは改善が必要です。
Yさんの状況は…
今回ご紹介するYさんは、腕のトレーニングの際に左肩をすくめるないとバーベルを持ち上げるられない状況でした。
このアームカールのようなシンプルな単関節運動(ひとつの関節だけ動かす運動)で大きな左右差が出ると、腕のトレーニング効果が下がるだけでなく、肩の動きにも悪い癖をつけてしまうので動作改善を行うことにしました。
インナーマッスルを整えて左右差を解消
肩甲骨の周辺には、たくさん筋肉があるのですが
- 日常生活での姿勢の悪化や力み
- パソコンやスマホによる偏った使い方
などによって、インナーマッスルが硬くなったり、思うように動かなくなってしまいます。
Yさんにはトレーニングの中で肩周辺の筋肉のストレッチと、肩甲骨の基本動作を取り戻すエクササイズを行って頂きました。
しばらく機能改善に努めた結果、下の写真のように限界の重量で行っても、左右均等に動くことができるようになりました。
◆改善前
◆改善後
下の動画でもYさんの改善の様子を紹介させて頂いているので、ぜひご覧になってみてください。
効率の良いトレーニングをしましょう!
トレーニングでは、たくさんの回数をこなすことや思い重量を持つことよりも、良いフォームで行うことが何より重要です。
同じ努力をしたとしてもより筋力がつきますし、より機能的な体を得ることができます。
元サッカー日本代表監督の岡田武史さんの名言。
『ハートは熱く、頭は冷静に』
この言葉は筋トレの極意にもピタッと当てはまると思います。
バランスの良いフォームを維持しながら、日々トレーニングに励みましょう!