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子供の姿勢も体幹を機能させることが大事《反り腰は誤解から生まれる》
こんにちは。
ラクエルの鶴田です。
子供の頃に「胸を張って良い姿勢!」と言われると、胸を前に押し出し過ぎてしまう傾向があります。
胸だけ前に押し出すと左側の写真のようにいわゆる反り腰の形になって、体幹が上手く働かない状態になります。
右側の写真のように胸は張るけれど体はまっすぐキープできる感覚を身に付けておくことが大切です。
良い姿勢が取れると子供でもグンと凛々しい印象になります。
立ち始めた頃の赤ちゃんは、お腹を膨らませることで体幹の維持力を作っていますが、成長するにつれて徐々に体幹の筋肉を使う必要性が出てきます。
小さな子供は日頃の体験を通じて無意識に体の使い方を身に付けていくので、知らないうちに体幹を使う感覚を覚える子もいれば、反対に覚えられない子もいます。
私自身も小学校の水泳の授業の時に、「友達のお腹はペタッとへこんでいるのに、なんで僕のお腹はポコッと出ているのだろう?」と不思議に思ったことがあります。
ですので、小さい頃に色々な運動に取り組んで、体幹の機能性を高める刺激を経験しておくことはとても大切です。
そして、その感覚は中学、高校、大人へと引き継がれていって、良い姿勢や深い呼吸のベースになり、スポーツはもちろんですが、仕事、勉強のパフォーマンスにも影響を与えていきます。
大人になると多くの方が猫背、ストレートネック、肩こり、慢性疲労に悩まされるようになりますが、元を辿ると幼少期の体幹機能への刺激不足によるものが多いのではないかと思います。
体は常に新しい刺激から学習するので、大人になってからでも一から体幹の機能を学んでいけば正しい機能を取り戻すことができます。
大人が行えば子供は見習うものなので、家族で学校全体で普段の姿勢から見直してみるのも良いかもしれません。
皆で体幹を使いこなしましょう!