トレーニングの成果
- 機能改善
50代男性 スクワットで骨盤の動きが歪んでしまう癖を改善
皆さま、こんにちは。
今回はスクワットをする時に、骨盤が横にブレてしまう『動作のゆがみ』を修正した例をご紹介します。
スクワットは健康のためにも、スポーツパフォーマンスのためにも、最も重要と言ってよい筋トレ種目です。
ですが、お尻周りや体幹の筋肉に左右差があると、まっすぐ動いているつもりなのに動作がブレてしまうことがあります。
ブレが大きいままトレーニングを続けると、偏ったまま筋力がついてしまったり、痛みの原因になることがあります。
今回スクワットの改善を行ったのは、以下の記事でも紹介した方です。
50代男性 筋量アップ 身体能力を高めながら筋肉サイズアップ!
筋トレ初チャレンジで、痩せ体型から筋肉量アップして逞しい体になっていきましたが、今回ご紹介するように動きを丁寧に作りながらトレーニングを進めていった結果、効果的に体を鍛えることができました。
スクワットで腰がブレる様子
スクワットを始めた時は、下の写真のように腰の位置が中心線から右へずれてしまっていました。
(ページ下の動画で動きの様子を見ることができます)
一見すると分かりづらいのですが、中心線に対する骨盤の位置(青矢印)に差が現れています。
両腿の角度(黄色の線)の違いも顕著に出ています。
この方の場合は、重いバーベルを持つとこのようなブレが出てしまって、まっすぐ動くように意識しても改善することはできませんでした。
修正方法
スクワットのブレには、お尻の筋肉や体幹の筋肉が関わることが多いのですが
この方の場合は、右側をゆるめるサイド、左側を強化するサイドとして処置をしていきました。
右のお尻の筋肉の硬い箇所を探しながらストレッチ。
左側はお尻のエクササイズや体幹のバランス改善を行いました。
その結果、骨盤のブレは小さくなり動作の安定度が増したため、より重いバーベルを持つこともできるようになりました。
以下の動画でもその様子を見ることができますので、ぜひご覧ください。
スクワットでバランス良く脚力を鍛えることができると、スポーツでも日常生活でもきれいに動くことができますし、体型もより良くなります。
この方は今まで運動らしい運動はしてきませんでしたが、スクワットからスタートして、ジャンプトレーニングや敏捷性トレーニングなど様々な動きができるようになりました。
筋トレは一見すると地味な運動のように思えますが、体を上手に動かせるようになればなるほど楽しくなっていきます。
赤ちゃんはハイハイから初めて立ち上がった時、すごく嬉しそうな笑顔をします。
大人になってからもそんな楽しさと出会いながら、健康のため、セルフイメージ向上のための運動を続けていきましょう!